2010-08-29

塗って実感、木の種類の違い

今週末の塗り作業も無事終了。脚立からずっこけるアクシデントはあったけど、今回は塗りやすいラワン材が多かったので、やりやすかった。我が家の木工事パートは、設計段階ではほとんどにタモを使うことにしていた。設計士は設計を起こす時、大抵こういうちょっといい材料を使うことにするらしい。でもコストダウンを考える中で、M工務店が出してくれた案はタモに代えてラワンを使うことだった。色々説明は聞いたけど、タモとラワンの品質の違いなんて大きなことに思えず、安いならラワンで行こうと言ったけれども、塗ってみるとよくわかるよ。
杉材への試し塗り
これもまた吸い込みが違うのよ

タモ=木目がきれい=塗りにくい
ラワン=平板な木目=塗りやすい
でもラワンは突然ざらざらした箇所が出てきたりする。そういうところは刷毛目も汚くなってしまい、見栄え良くしあがらない。

まあでも、住み始めたら大した問題には感じなくなるだろう。1日100人とかのお客さんがやってくる商業施設だったりしたら、見栄えは気にしなくちゃならないけど、たった二人暮らしだからね。たまに来る客だって、そんな所まで見ないよ、ぜったい。
安い材料だなんて関係なく、自分で塗った鴨居や窓枠はなんだか妙に愛おしく感じてしまうよ。さっそくG(夫)から鴨居へのくぎ打ち禁止令が出てしまった。えー、釘打ったってノミで削ったって、同じ塗料でちょちょっと塗れば元通りになるのがムク材のいいところじゃないの?と思うけど、まあ気持はわかります。

並べるだけで大変だった
大量のサンプル材
前の家は合板にテカテカの塗装をしたフローリングと、印刷された木目調のシートを貼っただけの枠ばかりだった。シートは5-6年ではがれ始めて安っぽくて嫌だったけど、床材はあまり不自由を感じていなかったので、今度も合板でいいんじゃないの?と最初は言っていた。そんな私たちに届くわ届くわ、Y建築士の手配したムクのフローリング材のサンプルが…。
仕方がないからフロアの一角にそれを全部敷き詰めて、毎日踏んでいるうちに、やっぱりムク材は違うなあ。床はムク材を使いたいなあと思い始めてきたのだった。まんまとはめられましたね。

おかげでムクと言ってもB級品を使うことになるし、塗装済みの材より安い無塗装品を買って、自分で塗ることになってしまった。結果的には自分で塗ってその良さがよけいにわかってよかったんだけどね。

使用塗料:リボスのカルデット
リボス自然塗料説明書

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