2009-10-17

天空率をぎりぎり使った設計プラン決定

うちは15坪の台形の敷地で、建ペイ率は60% 容積率は400%だ。そこに高度斜線や天空率が絡んできて、建てられるのは北側の屋根がちょっと削れた3階建てまでの家だ。地下室を作る提案も色々な所からもらったけど、隣地が高くなっているのでこれ以上地面を堀り下げるのはなんだか怖いし、予算も無いので、必然的に地上のみの木造3階建てとなった。

こんな小さな敷地での設計は、家を敷地のどっち側に寄せるかと、玄関をどこにして、階段をどう配置するかでだいたい決まってしまう。階段が家の3分の1くらいになっちゃって(マジで)、残りに暮らすって感じ。



家は南側を開けてぎりぎり北側に寄せることにした。そして家をほんのちょっとコの字型にして建ペイ率を稼いでいる。この凹みをグレーチングのバルコニーにして、中庭感覚で使うのがいいと思ったんだけどね。でも結局構造の問題で、凹みをぐるりとガラスで囲むことにはできなかった。

今まで2年くらいをかけて色々な工務店や設計師とコンタクトをして、無料プランもたくさんもらったけど、この案が一番気に入っている。まあ、当り前だよね。プロの設計師と契約して、本気で作ってもらったのだから。今まで見た色々な案のいい所をY氏に盛り込んでもらったって感じかな。今まで住んでいた土地に建てる家なので、日当たりとか、視線がどう来るかとか、風の入り方とか、私たち自身がよくわかっているっていうのもよかったと思う。
今までご協力くださった皆様、どうもありがとうございました。しかし、そういう(無料で設計する)皆さんはどうやってお仕事につなげるんでしょうか。無料プランで簡単に決めちゃう人がそう多いとも思えないし。この業界の厳しさをまたまた垣間見ましたよ。

設計プランが決まったとかいいつつ、まだ未練たらしくこの家を建て直すのではなくリフォームで済まないかなあと思っている。、展示会で知ったエコリフォームの会社に、家中の断熱と、夫の悲願のキッチンの対面化のリフォーム見積もりしてもらう。うちはなぜか異常に窓が多い。(たった9坪の家なのに、窓は25個!) それ全部にインプラスを入れ、壁と屋根にはあこがれのセルロースファイバーを入れ、キッチンを変えたら1200万-1500万だって。
ああ、家の傾きさえなければこれで済むのに…。これで十分なのに…。うちにのしかかるように立つ斜面の上の隣のマンションを見上げつつ、また落ち込む*。(*この経緯はこちら→建て替えかリフォームか

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